タラバガニ、ズワイガニの相場など
年末年始にも食べたい“かに”
年末年始にも食べたい“かに”

寒さが深まる季節になると、自然と恋しくなるのが「かに」。身がぎゅっと詰まった濃厚な味わいと、ほぐす時間さえも贅沢に感じられるひとときを過ごせます。食卓に並べばそれだけで特別な雰囲気が広がり、家族や大切な人と囲む冬の定番ともいえる食材です。
カニのお取り寄せ商品をチェックカニの種類と旬の時期


かには世界中に5,000種以上、日本には約1,000種もの種類が確認されています。
そのなかでも食用としてよく知られているのが、ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニ、花咲ガニなど。種類ごとに味わいや身の質感、食べ方にも違いがあり、「どのかにを選ぶか」で楽しみ方も変わってきます。
旬の時期はかにの種類によって異なりますが、一般的には11月から3月ごろが最盛期。特にズワイガニや毛ガニは寒さが厳しくなる冬に身が引き締まり、旨みが増すとされています。お歳暮やお正月、冬のごちそうとして選ばれるのも、この旬ならではの美味しさがあるからこそでしょう。
お正月も彩る日本の“かに文化”


日本人とかにとの関わりはとても深く、古くは万葉集にも「かに」にまつわる記述が見られるほど。お正月のおせち料理や、郷土料理、駅弁やお土産など、季節や土地に根ざした食文化のなかでも大切にされてきました。
最近ではお取り寄せやギフトとしても人気があり、産地直送の冷凍かになどを自宅で気軽に楽しめる時代になっています。「殻をむくのが大変そう」と感じる方もいるかもしれませんが、下処理済みの冷凍かにや、むき身パックを選べば、手間なく手軽にかに料理を楽しむことも可能です。
定番のかに鍋はもちろん、サラダやグラタン、ちらし寿司など、日々の食卓にも取り入れやすく、食材としてのアレンジ幅の広さも魅力のひとつです。
カニの値段は?種類別の相場を紹介


冬の味覚として人気のカニですが、いざ購入するとなると気になるのはやっぱり値段ですよね。カニの価格は、種類や産地はもちろん、販売される時期や状態によって大きく変動します。
例えば、福井県の「越前がに」や山陰地方の「松葉がに」などはズワイガニの高級品種で、1杯15,000円〜30,000円以上することも珍しくありません。一方、食べ応えのあるタラバガニは1kgあたり10,000円〜20,000円、濃厚なカニ味噌が魅力の毛ガニは1杯5,000円〜15,000円程度が相場です。
ご家庭用であれば、脚が折れていたり甲羅に傷があったりする「訳あり品」がおすすめです。味や品質は正規品とほとんど変わらないにもかかわらず、手頃な価格で手に入ることが多いので大変おトクですよ。
かにの状態の違いと選び方のヒント


かにはお取り寄せや贈りものとしても重宝される食材ですが、「活ガニ」や「茹でガニ」「冷凍」など、状態によって味わい方や選び方に違いがあるのをご存じでしょうか。
ここでは、かにの状態ごとの特徴や選び方、保存のコツをご紹介します。ご家庭での調理や贈りもの選びの参考になれば嬉しいです。
1.活ガニ:鮮度抜群、調理する楽しさも
「活ガニ」とは、水揚げされたばかりで生きたまま届けられるかにのこと。身がしっかり詰まっており、ぷりっとした食感と濃厚な甘みを楽しめるのが魅力です。
おすすめの味わい方
- 鍋物や蒸し料理など、素材の味を活かすシンプルな調理法がおすすめです。
- かに味噌も鮮度が良いので、甲羅焼きにして贅沢に味わうのも◎
保存方法
届いたらすぐに調理するのがベストですが、すぐに使えない場合は濡らした新聞紙で包み、冷暗所に一時保管を。ただし長期保存には不向きです。
おいしいゆで方
活けガニを自宅でゆでるときは、塩加減やゆで加減に少し気を配る必要がありますが、その分、丁寧に仕上げられるのが魅力です。家庭では1〜2杯ずつ、少量ずつゆでることができるので、カニの大きさに合わせて、ゆで時間を調整しやすくなります。さらに、ゆでている途中で丁寧にアクを取ることもできるため、カニ本来の澄んだ味わいが引き立ちます。
市販されている「冷凍ガニ」や「ゆでガニ」の多くは、大きな釜で大量にゆでられていることがほとんどです。カニのサイズに関係なく一括でゆでている場合もあり、アク取りが不十分になったり、ゆで過ぎてしまう個体が出てしまうこともあるのだとか。その点、家庭で丁寧にゆでたカニは風味が濁らず、より繊細な味わいを楽しむことができます。少し手間はかかりますが、その分、格別なおいしさに出合えるはずです。
2.生ガニ:自由なアレンジが楽しめる
「生ガニ」は生きてはいないけれど、加熱調理がされていない状態のかに。鮮度を保ったまま急速冷蔵やチルドで届けられることが多く、調理の自由度が高いのが特徴です。
おすすめの味わい方
- 焼きガニや天ぷらなど、加熱することで旨みが引き立つメニューに。
- 鍋のだしにも旨みが出るので、スープごと楽しみたいときにもぴったりです。
保存方法
冷蔵で届く場合は、2〜3日以内に使い切るのが理想です。すぐに使えないときは冷凍保存も可能ですが、解凍時は低温でゆっくり行うと旨みを損ないません。
3.茹でガニ:手軽さと旨みを両立
「茹でガニ」は、水揚げ後すぐに塩ゆでした状態のかに。すでに加熱されているので、届いてそのまま楽しめるのが大きな魅力です。
おすすめの味わい方
- そのまま殻をむいて、かに酢やポン酢でさっぱりと。
- 身をほぐして、サラダやかにチャーハン、ちらし寿司に使うのもおすすめです。
保存方法
冷蔵なら2〜3日以内に。余った場合は殻ごとラップで包み、冷凍保存も可能です。
4.浜茹でガニ:漁港ならではの贅沢
「浜茹でガニ」とは、漁港や水揚げ地で水揚げ直後に茹でられたもの。鮮度の高さを活かし、獲れたての状態をそのまま味わえるのが特徴です。塩加減も絶妙で、かに本来の旨みを堪能できます。
おすすめの味わい方
- そのまま豪快に食卓に。
- かにしゃぶなどで、軽く温めて食べても◎
保存方法
チルドや冷蔵で届く場合が多いため、届いた当日〜翌日までに食べきるのがおすすめです。
5.冷凍ガニ:ストックに便利、贈り物にも
冷凍されたかには保存性が高く、お取り寄せや贈り物にも人気。特に冬のギフトシーズンには、冷凍便で届く商品が多くなります。
おすすめの味わい方
- 年末年始のごちそう用にストックしておきたいときに。
- 鍋物や雑炊、焼きガニなど加熱調理で香りと甘みが際立ちます。
保存方法
冷凍庫で保存し、使用時は冷蔵庫で半日〜一晩かけて自然解凍を。解凍後は早めに食べきりましょう。
6.チルドガニ:冷蔵で届く“ちょうどいい”状態
「チルドガニ」は冷蔵で届く加熱済みのかに。冷凍よりも風味が残りやすく、調理済みの手軽さと鮮度のバランスが取れた状態です。
おすすめの味わい方
- 食卓にもう一品欲しいときや、手間をかけずに贅沢を楽しみたい日に。
- ほぐしてグラタンや茶碗蒸しにもアレンジしやすい状態です。
保存方法
賞味期限は短めのことが多いため、早めにいただくのがおすすめ。余った場合は冷凍保存もできますが、なるべく風味を損なわないうちに使い切るのが理想です。
目的に合わせて、ベストな「かに」を選びましょう
かにはその状態によって、味わいも保存のしやすさも違います。特別な日に“活ガニ”を楽しむもよし、気軽に“茹でガニ”で食卓を彩るもよし。用途やライフスタイルに合わせて選べば、もっとかにが身近に、楽しくなるはずです。
贈りものとしても人気のかに。相手の調理スキルやライフスタイルを想像しながら選ぶと、きっと喜ばれますよ。
カニのお取り寄せ商品をチェック- 本記事は、au PAY マーケットによって企画・制作されています。各店舗へのお問い合わせはご遠慮ください。
- 写真はイメージとなります。
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